紅茶のおはなし、お菓子のおはなしvol.2


お菓子のおはなしを…ときどき。

-cookie  “ショートブレッド”

スコーンに次ぐ…紅茶のおともの定番というと、私はこのお菓子を連想します

その名前の語源は、short ▶︎サクサク/ポロポロの食感。Bread ▶︎焼き菓子。

シンプルな焼き菓子をさす反面、バターの香りが強いものが多く…生地にたまごは使わない菓子。
(ちなみに…たまごを使うと呼び名は;ビスケット)

 


紅茶のおとも…として連想するのは、
イギリス・スコットランド発祥のお菓子だからなのか。
百貨店の英国展でよく見かけるからなのか。


そんな物理的な理由もあるけれど…
なにより!“紅茶と食べる味わいが、とてもしっくりくるお菓子だから。”というのが個人的な感想です

 

本来、紅茶に含まれる成分「タンニン」は、油脂分を分解し消化を助けてくれる働きをもち、
お口の中の油分をスッと流してくれる作用があります。

加えて…コーヒーほど強くない紅茶の味わいは、
“食べるモノ”の味わいを、かき消さずに、引き立ててくれる。そんな飲みもの かと。

だからこそバターをたっぷり使ったお菓子や、ケーキを
“あと味さっぱり!”頂くには、紅茶って相性ぴったりなんです。

と、話が脱線。

 

フルーレのショートブレッド…
華奢に砕けていき、バターの香りが広がるクッキーに仕上げました

よつ葉乳業さんのバターを味わいのベースに、
たまごはもちろん使用せず、バターを主役に! と作ったところ、
あまりにシンプルにまとまりすぎたので、少し個性を。


上質なアーモンドパウダーを練り込み、
たまごに代わるコクを加えて…

お砂糖は、種子島の洗双糖をつかい…焼きあげた時の飴っぽい懐かしさのある甘み。
チャリチャリ…と鳴る、かみごたえ。

甘ったるくならないよう、隠し味はキレのある自然海塩。

味の構成はそんな風に固まりました。

 

お次は焼成。

ショートブレッドというと白っぽい焼き色のものがほとんど。
バターが流れ出てしまわないよう閉じ込める為の低温焼き。

しかし他のお菓子と同様に…。

焼き色とともに生まれる粉のおいしさ
“メイラード反応”の味わいが
やはりわたしは大好きなので…
フルーレでは白くないショートブレッドです

食感は音にするならば…
ジャグ…ジャグかな?他のお菓子とは、一風変わった味わいと食感です


ショートブレッドらしく、あと口は少し…粉の重みを残して。
紅茶を飲んで、
お口のなかがすっきりして…あーいい感じ。とまとまるよう配合しました

いつもはコーヒー党!という方も
ぜひ紅茶とともに味わっていただきたいおやつの一つです。