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新しい紅茶を…

新しい紅茶を…

すっかり
投稿がご無沙汰してしまいました

寒い寒い冬があけ
ようやく春へ向かいはじめましたね

道ばたには
たんぽぽが顔をだして…
つくしんぼも顔をだし…

菜の花や梅の花…
お花のあまーい香りが漂っています

 

 

時短営業とテイクアウトのみの営業が
かれこれ1年間つづき…
寂しいような当たり前になってきたような…

イートインがないと
紅茶を淹れる回数がとても少なく。

わたしたち用に
朝と夕方の2回…
たっぷりの紅茶を淹れる程度…

店内にいて…
お茶の香りが恋しいなぁ…と。

改めて…
やっぱり紅茶がだいすきです

 

そんなこんなで
今回はみなさまへお知らせを…

(ちょっと長いですが
お付き合い頂ければと…)

 

紅茶のラインナップに
無農薬栽培の
新しい「紅茶」が加わりました

 

 

実は昨年より
新たに
フルーレのための紅茶の開発を…

伊万里の横田茶園さんと一緒に
すすめていました

当初予定していた
打ち合わせや茶摘み、製茶過程など
とても重要な工程を

感染対策を考慮し
ご一緒することが思うようにできず

 

カタチになるまで
かなり時間がかかってしまいました

 

 

 

フルーレの店頭・WEBショップに

「横田茶園さん契約栽培のオリジナル茶葉」
が並ぶ日を心待ちにしていました

 

 

紅茶というと…
インドやスリランカなど
海外の産物という印象が強い
お茶かと…

ご存知の方も多いでしょうが
フルーレでも
インド、スリランカ、中国、ケニア…
と名茶産地の茶葉を中心に

 

「おやつ とあわせておいしい茶葉」

をコンセプトに
これまでも20種ほどご用意してまいりました

 

 

ここ10年ほどで世の中には

日本でつくられる紅茶が
多く出回るようになってきて…

 

専門店もでき、
単一生産者さんのシングルオリジンと呼ばれる
紅茶葉にふれる機会も増えてきました

ともなって
紅茶の栽培技術も製茶技術も上がっている…

 

と、個人的にも
興味はあったのですが

海外のお茶を
気分にあわせて飲むことがすきで

積極的に
日本の紅茶を飲む機会なく きました

 

そんな折
数年前に、横田茶園さんの茶葉を
よかったらどうぞ…と
ご紹介くださった方のおかげで

そんな日本の紅茶の
もやー…っとした印象は…

ガラっ!とかわりました

 

横田茶園の紅茶に
お湯淹れた瞬間からその香りと、美しい大きな茶葉…
つづく…澄んだ味わい

 

その時の
驚きと目覚めるような感覚は
今でも衝撃的に記憶しています

 

 

そんな出会いが
数年かけて…

横田茶園さんとフルーレ…

お互いの目指す想いや理想を

世界の様々なお茶を味わいながら
語りあう中で

今回の
オリジナル茶葉の開発へとつながりました

 

横田さんの茶園の気候とお茶の木の品種で
お茶の木に負担なく茶摘みができるのは
多い年で年2回。

 

横田さんとの試作を重ねるなかで
発酵や火入れなどの製茶方法によって

紅茶の味が
それはそれは大きく変化するということも
目から鱗…勉強になりました

 

お茶や紅茶はワイン同様
「テロワール」
その土地の土壌の味がでるとよく表現されますが…

 

極端に変化をつけた製茶をすると
世界中、様々な茶産地の味わいに
近づくことができてしまった横田さん

そんな中で
じゃあ日本のテロワールとは…
佐賀伊万里のテロワールとは…
横田茶園さんの味わいって…

そんなことを深く考える一年でした

世界の紅茶には

渋みが強いもの、渋みのまろやかなもの…
お花のような香りを放つもの、フルーツのような香りをもつもの…
アクっぽさやコクのあるもの、すっきりとしたもの…
色味は紅いもの、黒っぽいもの…

様々な紅茶があります

 

そんな特徴でみていくと

日本でつくられる紅茶は…

もちろん前置きとして
品種によって、作り手によって
大きく違いはありますが

 

渋みがすくなく、すっきりあっさりしている
色味はうすーく透き通ったもの
ちょっと緑茶を想うような余韻があるもの

私個人は
そんな印象を持っています

 

数年前までは
そんな渋みの少ない
紅茶らしい香りが優しすぎる日本の紅茶を

物足りなく感じたりもしていました

が…

 

日々の流れのなかで…
1日の流れのなかで…

 

1日を終えてつかれたなぁ…
と、ほっとしたい時

穏やかな気持ちでおちつきたいなぁ…
という時…

そんな時に欲する のみものは

コーヒーでもなく、
しっかりとした香りと味わいの海外の紅茶でもなく

横田さんのやさしい紅茶でした

 

横田さんのつくられる紅茶には

身体にすっと溶け込むような
優しさや清らかさ…

気どりすぎない
味わい…を感じます

 

フルーレのためにつくっていただく紅茶には
そんな優しい味わいのなかに

少し火入れ感をたして…
香ばしさ、コクを特徴的に加えてもらいました

日本茶や中国茶を想わせる
ほっとするどこか懐かしい味わいです

 

それは
お食事中にもあわせて頂いたり
やっぱり
「おやつと一緒に…」「フルーツと一緒に…」


おやつの時間、家族の時間を囲むときの
おともであって頂きたいから。。

 

まろやかな渋みと
おだやかな焙煎香は

小さなお子さまから、おじいちゃんおばあちゃんまで…

みーんなで同じポットを囲める味わいかと。

 

 

 

 

茶摘み後、製茶を経て…
おだやかな焙煎香に
茶葉がおちつくまでの熟成期間を設けた後
店頭・WEBショップへ並べているため

はじめは数量が限られての
販売となりますが

 

この紅茶は…

皆さまにとっても
「いつものお茶」でいたいため

 

通年とおして
いつも購入できるお茶を目指して…
ご用意していけたらと予定しております

 

とてもとても
文章が長くなってしまいましたが
これから少しづつ…

紅茶のこと、横田茶園さんのことも…
みなさまへお伝えしていけたらと思います